VOLUME #1 / 2008年8月8日
My Familiar Talk: 山田香織
「ファミリア育ち」のママの子育てポリシー
育ったように、育てていきたい第1話

江戸時代から続く老舗の盆栽園「清香園」の一人娘として生まれた山田香織さん。五代目園主として様々な活動をするなか、昨夏に長男を出産。「子育てと仕事の両立。今の自分があるのは、生まれ育ったこの環境があるからこそ」と、山田さんは言います。
「子どもの頃から、盆栽園には住み込みのお弟子さんたちがいました。土を運ぶ一輪車の上に乗っけてもらったりして、よく遊んでもらいましたね。母は子育てをしながらお弟子さんたちのお世話もする、いわゆる“おかみさん”的な存在。当然ながら毎日忙しくしていましたが、当時は祖父母も健在で。まわりにはつねに人がいて、誰かが相手をしてくれるという、大家族ならではの中で育ったんです」。
誰も遊び相手をしてくれない時でも、家の外に広がるのは美しい盆栽園。一歩外に出るだけで、花や葉っぱ、虫にとかげ……などなど、遊び道具には事欠かなかったそう。
「だから一人遊びも全然苦ではなかったですね。家の中より、外で遊ぶのが大好きだったんです。毎日のように裸足で庭に出て、砂の中に穴を掘ってはそこを家に見たてて、枝ではしごを作ったり。石つきの盆栽を見ながら、“ここは海賊の船着き場”なんて空想ごっこをしたり。何時間でも夢中で遊んでいましたね」
盆栽家としての世界観が培われたのであろう、山田さんの子ども時代。その環境は息子さんへと、受け継がれていくに違いありません。「本当に健康的な子ども時代でした。外遊びの習慣は、自分の子育てにも生かしたいところです。集団生活に入るまでは、本当に風邪ひとつひかない子どもだったんですよ」。



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