子どもと楽しむ「食」レッスン
子どもと楽しむ銀杏拾い

イチョウの葉が、ずいぶん黄色く色づいてきました。
「そろそろかな?」
この季節が近づくと、うちの息子と私はガゼンそわそわ、落ち着かなくなります。
というのも、以前近所の公園でたくさんの銀杏の実が落ちているのを発見し、
すっかり夢中になってしまったからなのです。拾い集めた銀杏は持ち帰って、
子どもと一緒に果肉を洗いながら取り除き、殻を割って……。
下ごしらえも楽しみながらいただきました。(お店などで売られている黄色い実
とは違い、生の銀杏は加熱すると半透明の鮮やかな緑色になるんです!)
そんな風に自分たちで収穫する、あるいは育てるなど、食べ物にエピソードが
加わったとたん、ふだんの食卓がより楽しく感じられるから不思議です。
色づく葉の様子が美しいことから街路樹として、都心にもたくさんのイチョウの
木が植えられています。わざわざ遠くまで足を運ばなくとも、子どもと一緒に
お散歩がてら、探しに出かけてみてはいかがでしょうか。そして銀杏拾いの狙い目
は、なんといっても午前中です(私のうちの近所でも、みなさん朝のうちから、
たくさん拾って持って行かれているようです)。
子どもを持つお母さんは自然と早起きのリズムになりますから、いつもの外遊びも
ちょっと目線を変えて、ぜひイチョウの木を見上げてみて下さい。
お友達の親子を誘って、銀杏探しに出かけるのも楽しそう。
「あんなところに、黄色い実がたくさんなってる!」「あそこにたくさん落ちてるよ!」
など、新しい発見があるのではないでしょうか。
小さな子どもにとっては、さして特別な出来事ではないかもしれません。
でも、幼い頃に体験した自然との触れ合いは、無意識のうちに「季節感」となって
身についていきます。
大きくなった時、同じシーズンが近づくと、「そういえば、銀杏を拾ったな」「こんな風に
お母さんと食べたな」と楽しい記憶が蘇ってくるはず。
そしてまたひとつ、食の楽しみが広がっていくのではないかと思います。

* 銀杏は、黄葉したイチョウの木の下に落ちています。
ただし栄養価が高いため、小さいお子さんに与える際はほんの少量に するよう注意して下さい。
細かく刻んで、おむすびの具にするのもおすすめです。
【銀杏の下ごしらえ】
- 1.表面の果肉を取り除きます。
匂いがきつく、かぶれの原因にもなるので、 ゴム手袋を利用して下さい。
ビニール袋に入れてもみながら果肉を取るようにすると簡単です。
2.水できれいに果肉を洗い流し、しっかりと天日干しにします。

【食べ方】
- 天日干しにした銀杏を、殻のままふた付きのフライパン等を利用して、炒ってから
いただきます。香ばしく、もちもちした食感が味わえます。
また、紙の袋に銀杏と適量の塩を入れ、袋の口をしっかり折って電子レンジで
加熱する方法も簡単。
殻がパンパンと弾ける音がしたらレンジを止め、中身を取り出します。


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