子どもと楽しむ「食」レッスン

VOLUME #3 / 2008年11月7日

子どもと楽しむ銀杏拾い

銀杏拾い
 イチョウの葉が、ずいぶん黄色く色づいてきました。
「そろそろかな?」 
この季節が近づくと、うちの息子と私はガゼンそわそわ、落ち着かなくなります。
というのも、以前近所の公園でたくさんの銀杏の実が落ちているのを発見し、
すっかり夢中になってしまったからなのです。拾い集めた銀杏は持ち帰って、
子どもと一緒に果肉を洗いながら取り除き、殻を割って……。
下ごしらえも楽しみながらいただきました。(お店などで売られている黄色い実
とは違い、生の銀杏は加熱すると半透明の鮮やかな緑色になるんです!)
そんな風に自分たちで収穫する、あるいは育てるなど、食べ物にエピソードが
加わったとたん、ふだんの食卓がより楽しく感じられるから不思議です。

 色づく葉の様子が美しいことから街路樹として、都心にもたくさんのイチョウの
木が植えられています。わざわざ遠くまで足を運ばなくとも、子どもと一緒に
お散歩がてら、探しに出かけてみてはいかがでしょうか。そして銀杏拾いの狙い目
は、なんといっても午前中です(私のうちの近所でも、みなさん朝のうちから、
たくさん拾って持って行かれているようです)。
子どもを持つお母さんは自然と早起きのリズムになりますから、いつもの外遊びも
ちょっと目線を変えて、ぜひイチョウの木を見上げてみて下さい。
お友達の親子を誘って、銀杏探しに出かけるのも楽しそう。
「あんなところに、黄色い実がたくさんなってる!」「あそこにたくさん落ちてるよ!」
など、新しい発見があるのではないでしょうか。
 小さな子どもにとっては、さして特別な出来事ではないかもしれません。
でも、幼い頃に体験した自然との触れ合いは、無意識のうちに「季節感」となって
身についていきます。

大きくなった時、同じシーズンが近づくと、「そういえば、銀杏を拾ったな」「こんな風に
お母さんと食べたな」と楽しい記憶が蘇ってくるはず。
そしてまたひとつ、食の楽しみが広がっていくのではないかと思います。
銀杏を拾った
* 銀杏は、黄葉したイチョウの木の下に落ちています。
ただし栄養価が高いため、小さいお子さんに与える際はほんの少量に するよう注意して下さい。
細かく刻んで、おむすびの具にするのもおすすめです。
【銀杏の下ごしらえ】

  • 1.表面の果肉を取り除きます。
     匂いがきつく、かぶれの原因にもなるので、 ゴム手袋を利用して下さい。
     ビニール袋に入れてもみながら果肉を取るようにすると簡単です。
    2.水できれいに果肉を洗い流し、しっかりと天日干しにします。

銀杏を拾った
【食べ方】  

  • 天日干しにした銀杏を、殻のままふた付きのフライパン等を利用して、炒ってから
    いただきます。香ばしく、もちもちした食感が味わえます。
    また、紙の袋に銀杏と適量の塩を入れ、袋の口をしっかり折って電子レンジで
    加熱する方法も簡単。
    殻がパンパンと弾ける音がしたらレンジを止め、中身を取り出します。
Lesson
人気フードコーディネーター、どいちなつさんに 子どもとの生活の中での「食」にまつわるトピックスを さまざまな面から提供していただきます。 栄養たっぷりでおいしい離乳食のレシピから、料理作りの基礎であるダシのとり方、そして改めて考え直したい食に対する姿勢まで 。 子どもとの食事の時間をより充実させてくれる提案がいっぱいです。
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どいちなつ

どいちなつ
ドイチナツ 兵庫県出身。料理家、フードコーディネーター。上京し、主婦生活を送っていた2004年、近所の母親友達との交流の中でケータリングユニット、“にぎにぎ”を結成。その後、2007年に独立し、料理家、フードコーディネーターとして本格的に活動をスタート。雑誌、広告等でのフード&テーブルコーディネートやCMのスタイリングを手掛けている。暮らしを豊かにする為の ネットショップくらすこと
http://www.kurasukoto.com/
では商品のディレクションやセレクト、またスタイリングも行っている。プライベートでは小学校4年生の男の子のママでもある。ご本人のブログ
http://www.doichinatsu.com/




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